今回は前回の続きですが今回だけでもお読みいただけます。
今回は「練習脳を作る話④」の「練習環境を考える」です。
音楽技術の向上のためには1にも2にも楽器の練習です。これは間違いありません。
今回の練習環境とは練習場所の確保のことをいうのではありません。
もちろん場所としての練習環境も大切です。・・・が今回はあえて触れません。
・・・おそらく書いても当たり前すぎて、あまりためにならない気がします。
今回は前回からの流れのまま「効率よく学習するための環境考察」を話します。
よく仕事をされている方から
「練習時間が取れない」
という話を聞きます。
でも、心当たりがある方、よく考えて見てください。
「楽器を持ってないと練習できない」
と考えていいないでしょうか?
確かに楽器を学ぶ上で楽器を弾くことは最上の練習なのは間違いありません。
でも他の例をとってみると
「英会話の練習は相手がいないとできない」
と考えるのと同じだと思いませんか?
これも確かにネイティブな人との会話は何よりも体で覚えやすいのは間違いありません。
かといって英会話を習っている人がそれ以外の勉強をしてないってこともありません。
・・・・ということで音楽の学習をする際に大切なことを書きます。
「学習する前に自分が抱えている課題(問題)は楽器由来の問題か、音楽スキル由来の問題かを分ける」
ということです。
あなたが弾き語りを練習しているとします。
「歌いながら弾くとリズムがずれる」
という問題があるとします。
そういう人に僕はまず楽器で弾くリズムを手拍子を打ちながら歌ってもらうと、結構な割合でその段階でできていないことが多いんです。
ということはこれは「音楽スキル由来の問題」ということになります。
逆に、「手拍子しながら歌える」のであればこれは「楽器由来の問題」といえると思います。
「音楽スキル由来の問題」は楽器を持っていなくてもできるのでいろいろな場所で練習できる可能性があります。逆に、
「楽器由来の問題」は楽器がなければ効率よくは練習できません。
これらを分ける事によって効率よく音楽の勉強ができます。
良くある普通のケースを話します。
僕の生徒でよく
「ジャズができるようになりたい」
という生徒さんがいます。
でもいつも
「仕事で時間がない」
と言っていて一向に勉強を始める気配がありません。
「いやぁ~気持ちだけはあるんですけどねぇ・・・・なかなか時間がぁ。。。」
という感じです。
まぁ僕も
「それは大変ですねぇ。。」
と答えてしまうんですが・・・・
・・・・でも思うんですよ。
「じゃあ通勤時間でもいいからジャズのスタンダードを1曲でも多く聴いて覚えなさい」
って
そういう人に限ってジャズの曲名を聴いてもあまり出てきません(笑)
次回は「練習脳の作り方、最終回」ようやく完結しますね。。
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